マルチスライスCTスキャナ

尿路系の悪性腫瘍の診断や治療後の定期検診に実施。尿路結石の診断にも非常に有用な検査。
検査は緊急を場合を除き予約検査となります。検査目的によって単純CTに造影CT検査を使い分けます。検査前に血液検査が必要です。特に腎機能やアレルギー体質の有無などを確認いたします。担当医の読影と放射線科医による読影のダブルチェックが必要な場合は、当日は検査のみで結果説明は後日になる場合があります。
糸状菌検査
水虫、癜風などカビの診断に用います。病変部の皮膚を薄く採取します(痛くありません)。
薬品処理後、糸状菌の有無を顕微鏡で観察します。所要時間10-15分です。
全自動尿中成分分析装置
細胞解析フローサイトメトリー法を用いて、尿中の赤血球、白血球、円柱、細菌などの成分を、高精度の尿中有形成分分析データとして検出します。 また、従来の検査法(尿沈渣検鏡)では困難である尿中赤血球の形態分類が可能で、腎臓由来の無症候性線血尿と尿路由来のがんや結石など泌尿器疾患の鑑別ができるため不要な検査の削減することが可能です。測定時間は72秒で電子カルテに即反映され、診療待ち時間の短縮をはかることができます。
市内クリニックでは初めて導入
尿流測定検査

一見普通のトイレですが、水量センサーが備っており排尿の状態を記録することができます。
データはオンラインで診察室に表示することができます。前立腺肥大症や神経因性膀胱の評価に用います。

前立腺超音波検査
前立腺専用の特殊エコー検査。前立腺肥大症、がん、炎症の鑑別に有効な検査です。推定重量を測定することが可能です。前立腺の中でもTransition Zone と呼ばれる部位の増大が特徴です。がんは肥大症と異なり、 Peripheral zone(辺縁部分)より発生します。がんの場合は周囲への浸潤の有無も検索します。
前立腺肥大症
前立腺癌
ドップラー超音波検査
泌尿器科領域におけるドップラー超音波検査は、主に血流の状態を調べることで、さまざまな病気の診断に役立ちます。腎臓腫瘍の悪性良性の判断、膀胱がんの有無、精巣捻転症の診断、精巣上体炎、精巣静脈瘤の鑑別などに有用
レントゲン検査
胸部、腹部単純撮影をはじめ、排泄性腎盂造影、逆行性尿道造影、膀胱造影など特殊尿路造影検査をおこないます。
写真は排泄性尿路造影 尿管結石や尿管腫瘍など、その他腎や膀胱の病変の精査目的にて行われます。
写真は尿道造影 尿道狭窄、前立腺肥大症などの診断に用います。
写真は膀胱造影 膀胱尿管逆流症、神経因性膀胱、腹圧性尿失禁などの診断に用います。
膀胱内視鏡検査
膀胱鏡は、尿道から細い内視鏡を挿入し、膀胱や尿道の内側を直接観察する検査で、膀胱がん、結石、炎症、出血の原因などの診断に有用です。他の検査で発見が難しい病変を見つける上で非常に重要な検査です。


軟性膀胱鏡と硬性膀胱鏡
2種類の膀胱カメラがあります。以前から使用されている硬性鏡は金属の直線的な”筒”。この先端にレンズと鏡が配置されます。最近では患者負担(挿入時の痛み)を軽減するメリットからフレキシブルな軟性鏡の導入施設が増加しています。
当院では両方の機器を使用しています。いずれも尿道麻酔を実施。
軟性鏡のメリット:検査時の患者負担が少ない。膀胱頸部(膀胱の出口)の描出に優れている。
硬性鏡のメリット:画像が鮮明で小さな変化も捉えやすい。出血性病変の描出に優れている。

